エルモンヒラタカゲロウ
一般的にヒラタカゲロウと言えばこのエルモンヒラタカゲロウを指すほどメジャーなカゲロウで、大きくて飛び方も大仰なのですぐに見分けられます。雄と雌の違いもはっきりしていてタイイングも楽しい大好きなフライです。なんたってPinkLadyと言うくらいでダンの雄はピンク色です、雌は抱卵したエメラルドグリーン色が美綺麗なカゲロウです。シーズン中ずっと見られるのですが、やはり春のハッチマッチの釣りが最高です。フタバカゲロウ同様、水中羽化なので、羽化したダンが突然水面にポツっと現れます。流れのあちこちで起こるハッチを追いかけるライズにプレゼンテーションが振り回されると言う至高の釣りが楽しめます。
エクステンドボディのエルモンヒラタカゲロウです。心材にダビング材を巻き付けラバーコートして芯を抜いた中空ボディです、ソラックス部はCDCのファイバーのループダビングです。フックもちょっとだけ細工してみました。
タイイングの解説
- Hook: TMC103BL #11
- Thread: 8/0(タン)
- Tail: ファイベッツ
- Abdomen: ダビング材(Pink)(PMDYellowOlive)
- Thorax: ダビング材(ブラック)
- Wing: CDC(オリーブイエロー)(ダークグレー)
- Hackle: コCDC(タン)
使用マテリアル
- アブダメンになるエクステンドボディ(コーンボディを作る)
- フックをバイスに挟み少しづつ曲げてドルフィンフックのように整形する
- コーンボディの取り付け位置を斜めカットする(取り付け時にエクステンドボディに角度を付けるため)
- フックに下巻きをして作っていたコーンボディをシャンクに取り付ける
- CDCのオリーブイエローとダークグレーを一対としてCDCの表側を合わせてウイングとする
- スレッドを割ってCDCのファイバー(タン)を挟みウイングの前後をダビングする
- ウイングを整形して完成