アカマダラカゲロウ
なるほどピッタリの名前だと思うほど赤く見えるのは雄のアカマダラカゲロウ、大きな赤い真ん丸の複眼で直ぐに判別できます。それに対して雌は割と地味でシロハラの雌によく似た感じです。アカマダラカゲロウは、シロハラコカゲロウ同様シーズン通して見られるので割と重要です。ブラウン系のフライを用意しておけば事足りるでしょう、Ownerはダビング材でタイイングする時はフライライトのラスティブラウンを使って巻きます。レンガ色のカラーはアカマダラカゲロウの体色にピッタリです。
こちらはアカマダラカゲロウのソラックスタイプです。ボディはストリップドピーコックですっきりとタイイングします。
タイイングの解説
- Hook: TMC102Y #15
- Thread: 16/0(ブラウン)
- Tail: コックハックル(ブラウン)
- Abdomen: ストリップドピーコック(ダイドオレンジ)
- Thorax: FLY-RITE(#5 Rust)
- Wing: CDC(ブルーグレイ)
- Hackle: コックハックル(ブラウン)
使用マテリアル
- ブラウンのコックネックファイバーを数本取ってテールにする
- ダイドピーコックのオレンジを取り付ける
- ストリップドピーコックをテイル側からソラックス部分まで巻きアブダメンを作る
- アイの分をあけてレッグになるブラウンのコックネックファイバーを裏側を上にして留める
- FLY-RITEをダビングしてソラックスを作る
- ソラックスの上をパーマーにハックリングしソラックスの後部で留め、ハックルの中を通しててスレッドを前方に移動して一度ハーフヒッチする
- ハックルの上側をV字にカットしウイングが載るスペースを作る
- 揃えたCDCフェザーをソラックスの前に留めるが、この時にスレッドを絞めすぎないようにする事(CDCがストークごと切れてしまう)、軽く固定したらストークを上に折り曲げその前方をしっかり巻くことでウイングを固定する
- CDCウイングの前後ををダビング材でダビングしてソラックスを造り、スレッドをソラックスの前方から後方に巻きながら移動させる(コックハックルの通り道を作る)、ハックルの表側が前方を向くように後方に向けて巻きハックルを後方で留めたら、留めたスレッドをハックルの中を通しながら後方から前方向けて移動する
- ヘッドを作りハックルの下側をV字にカットして完成