クロカワゲラニンフ
クロカワゲラは平瀬のプールの落ち葉が溜まっているような場所にいます。陸上羽化のため川岸の石などに這い上がって成虫になりますが、這い上がる前に流れに巻かれて流下する個体がたくさんいます。早春、風に煽られて水面直下を集団で流下するクロカワゲラのニンフを見ることが良くあります。ユスリカピューパへのライズかと思いきや実は水面直下を流下するクロカワゲラのニンフの集団だったりします。クロカワゲラのニンフは春先とても重要なパターンです。
このパターンはオーバーソラックスとしてHEARLINE社のScudBackを使用してそれらしくタイイングしてみました。
タイイングの解説
- Hook: TMC902BL #18
- Thread: 8/0
- Tail: グースバイオット
- Abdomen: ピーコック
- Thorax: オポッサム
- OverThorax: スカッドバック
- Antenna: CDCファイバー
使用マテリアル
- テールのバイオットをデバイドして取り付ける
- ボディのピーコックはフリューを取らずにそのまま巻く
- スカッドバックはソラックス部から後方に留め、オポッサムをソラックスの半分ダビングしたらスカッドバックを折り返しハーフヒッチする
- 残りのソラックス部を同様にダビングしアイの後方で折り返しヘッド位置にCDCのアンテナを付ける
- 折り返したスカッドバックをカットして完成