タックルの選び方

 タックルを選ぶためのお約束がある

第一章で紹介したとおり、フライフィッシングに使用するタックルは、対象魚や使用するフライなどによっていろいろな道具が存在するのだ。その中から君が必要とするタックルを選ぶポイントを伝授しよう。 君がこれからタックルを揃える場合何を基準にして選んだら良いのだろうか。おそらく君はどこのメーカの何番のロッドにしようかグリップの形はどんなが良いか?何て事を考えているに違いない。決してそれは間違いでは無いのだが実は他に考えるべき重要なことがあるのだ。

AFTMAって聞いたことがあるかな?

AFTMA(アフトマ)とは、全米釣具製造組合(American Fishing Tackle Manufacturers Association)のことなのだが、皆さんが悩んでいるフライラインやロッドの番手はAFTMAによって規格が統一されていたので、違うメーカのロッドでも同じフライラインの番手に合うようになっているのであれこれ悩まずに済むよね。 実際のフライラインの番手はフライラインの先端部から30フィート(約9m)までの重さをグレイン(1グレイン≒0.648グラム)という単位で表しているのだ。このAFTMAの規格がタックルの選択をするときの基本となるので覚えておこう。

今までライラインの重量は AFTMAで規格されていましたが、現在はAFFTAAmerican Fly Fishing Trade Association)での承認基準が使われているのだ。詳しくはフライラインの秘密をどうぞ。

実はタックルを選択するのには順序があるのだ

始めに決めるべきはフライなのだ

使用するフライのサイズが最も重要なのだ。まずは良く使うであろうフライサイズを決定しよう。参考までに僕が良く使うフライサイズは#16〜#12位が一番多いかな。

次にティペットサイズを決めよう

次はティペットの太さが重要になる。リーダーの先に繋ぐティペットの太さと長さは使用するフライの大きさに合わせて選択しないとプレゼンテーションにおけるターンオーバーや、着水後のフライの動きにはっきりと影響を与える。次のリーダーと合わせて吟味しよう。

三番目はリーダーの太さを決めるのだ

リーダーもティペットと同様に使用するフライのサイズや空気抵抗によって選ぶのが正しいのだ。大きいフライをターンオーバーさせるにはバット部とチップ部の太さに差があるほど(ファーストテーパーと言う)楽に出来るのだ。但しヘビーテーパーになるほどバット部が長く太くなる為水流の抵抗を受けやすくなるのでドラッグがかかりやすくなるのだ。ニンフなどの水面下の釣りには水の抵抗を受けにくいナローテーパーのリーダーが良いだろう。使用するフライと川の状況を考えてリーダーを選択することになる。

次は大事なフライラインを選択する

リーダーが決まればバット部分の太さが決まるのでその太さのリーダーをスムーズにターンさせるラインの番手が選択される。フライラインもいろいろな種類があるが、とりあえず渓流で釣りをするのであれば両端がテーパーになっているDT(ダブルテーパー)ラインを選択しておこう。

そしてリールが決まるのだ

フライリールはフライラインと適量のバッキングラインが巻ければOKだ。しかし指定の番手のリールを選ぶと意外とラインが目一杯になってしまうことが良くある、きっちり巻いたときは大丈夫でも釣り場で巻き取ったりするとスプール一杯になって巻ききれなくなったりするものだ一番手大きなサイズにバッキングを多く巻くのは良いことだ。見かけ上スプールが太くなって(ミッドアーバリールぐらいになるかな)ラインの巻き癖解消に少しは役立つだろう。

ついにロッド番手が決まるのだ

ラインが決まってやっとフライロッドの番手が決定するのだが、ロッドには#4〜#5等と表記されている場合は何番のラインにあわせれば良いだろうか。先に記述したとおりフライラインの番手は先端から30ftの重量で決定されているのだそしてその長さはWF(ウェイトフォワード)ラインのヘッド部の長さに等しいのである。即ちヘッド部以降は細いレベルラインであるWFラインとDTラインを比べた場合30ft以上のラインを出した場合DTラインのほうがライン重量が重くなるのである。#4〜#5と表示されているロッドの場合DT#4またはWF#5に適合と読み替えておけば大きな狂いは無いだろう。もし、可能ならばお店のお兄さんにお願いして目的のラインをセットし試し振りをさせてもらうのがベターだ。

フライロッドには同一番手でもさまざまな長さがある。7ftクラスのショートロッドから9ftを超えるようなロングロッドまでさまざまだ。ショートロッドは軽くて扱いやすいもののロングキャストには向かないこと、流れの向こう側を釣るような場面では力不足になってしまう。ただし小さな沢などでブッシュがかぶっているような場合にはかなり重宝する。ロングロッドはそれに対し逆のメリットが存在する。背の高い葦などをクリアするのが楽だし、流れの向こう側にフライを留めておくのにも釣りやすい。しかし木の枝が覆いかぶさるような場所ではその長さが仇となる。 僕がお勧めする最初のロッドは#5で8ft位のロッドだ。この長さのロッドは適度な重量がありキャスティングを覚える上でも重宝するはずだ。