5月1日 大葦川(栃木県)釣行
福島県内の河川は増水継続中、栃木の川にGWをかけた。
関東屈指の渓流と言うのは伊達ではない。この透明度は美しいの一言。
Gwの直前に大雨が続づき福島県内の河川はどこも増水中で釣りならない。例年ならベストシーズン入りしたはずの浜通りの河川は東京電力福島第一発電所の事故によって釣行不能となってしまったことで釣りに行く川も見つからず、県内の釣行は断念した。とにかく、東北道を南下することにして弟の運転で栃木方面に向かった。小百川あたりなら何とかなるかも知れないなと思っていたのだが「大葦川はどうかな?」と言う弟に「大芦川ってどこよ?」「古峰ヶ原さま(こぶがはらさま)のところを流れてる川だよ」「古峰ヶ原さまってどこだ?」弟曰く鹿沼市の祭神 日本武尊火伏せの神が祀られる古峰神社の事だそうな。そう言えば何となく聞いたことがあるような気がしてきた。既に車は宇都宮手前まで来ていた。ここで僕はツイトモのKikoryさんにちょっと聞いてみた。 「大芦川ってどうですか?」ってtweetすると早速返事が来た。「関東屈指の清流、魚影も濃いし・・」のretweetに迷わず大芦川釣行決定!宇都宮から日光宇都宮道路を今市で下り、小来川を通って大葦川に向った。
晩餐は雨で中止、今夜のHOTELはここ
午前1時頃、大葦川に到着、駐車場を見つけて今夜はここで車中泊。ウィスキーのお湯割りで軽く晩餐を始めると雨がポツポツと降って来た、まもなく雨は大降りとなり晩餐は早々にお開きし車に逃げ込むとそのまま眠りに落ちた。朝、5時に起床、まだ雨は降っているが釣りの邪魔になるほどでは無い。入漁券を購入しょうと車を走らせるが流石にこの時間、入漁券売場の幟は立っているものの何処も開いているところはない。入漁券扱い所が開くまで釣りをしてる事にする、そのうち監視員が来るだろうからね。後で調べたのだけれど鹿沼市のセブンイレブン日吉町店で売っているらしいので深夜釣行の方はこちらを利用すると良いでしょう。ポイントも良く判らないが対岸の公園近くから川に下りる。関東屈指と言うだけあって水は澄んで清い流れが釣欲をそそる。僕らが釣り始めるのを見計らったように監視員のおじさんが下りてきた。「ずいぶん凄い処から来たねえ。」僕の車のナンバーを見たらしい。凄いところって言われてもねえ、そう言うイメージが付いちゃってるんだろうね。ちょっと複雑な気分になった。初めてなのでポイントを尋ねると、「この辺はあまりいないよ、そんなに放流していないからすぐ釣られちゃうんだ、釣れ残っていれば釣れるかもな」だって、正直と言うかなんと言うか(笑)釣りはもう少し上流、大葦川自然クラブあたりから上のほうが良いそうだ。「でかいイワナも釣れる時があるんだよ、放流はしてないけど」だって、本当に面白いおじさんだ(^^;
魚は居ないと言われたが大丈夫、でもかなりスレて居ますよ。
公園前の広い流れがいかにも釣れそうな感じ、シロハラコカゲロウパターンを流れに乗せるとパシッと素早いライズがあって、慌てた僕のフライは宙にまった。いやあ、速いの何のってビックリだよ、それでもヤマメが居るのは確認出来たし後はのんびりと釣り上がることにしよう。同じ流れの少し上にフライを落とす。相変わらず素早いアタックがあって今度はタイミング良くフッキングした。20cmくらいのヤマメがネットに入った。その後もポツポツとヤマメが顔を出す、結構魚影は濃いようだ。釣り人もポツポツと顔を出し、僕らの行く手を餌釣りさんが阻んだ。やはり人気の釣り場らしく釣り人の数もそれなりに多いようです。僕らはもう少し上流に向かったが、やはり釣り人が多く良さそうなポイントには必ず釣り人が入っている。
こんなヤマメもいるからね
古峰神社入り口の大鳥居の所から入渓した、入ってすぐ良い型のヤマメがヒットしたが足元でバラシてしまった。バーブレスのフックを呪いたくなる瞬間だ(笑)弟もここで2尾をキャッチし支流との合流点に出たところで、支流から餌釣りさん出て来て僕らの上流を釣り始めた。「そりゃあねえべ」と思ったがいたしかたない、「どうですか?」と尋ねると「だめだね、15cmくらいのが少しだけ」との事、「釣り人が多いですもんね」と言うと「今日は全然少ないほうですよ」との事、そうなんだろうなあ、良い川だもの。
お願い、尺ヤマメ釣らせて。
ここで一旦川を上がり、古峰神社を見学することにした、ウェーダー履きのまま、参拝させていただきました。福島原発の収束と、今日の午後尺ヤマメが釣れますようにとお祈りをした。残念ながら釣果のご利益は無かった。お賽銭が少なすぎたのかと思ったが、どうやら古峰ヶ原様の専門外だったらしい(笑)。火伏せの神様、こちらは本業だから原発のほうは何卒よろしくお願いします。
下流に下り、駐車スペースを見つけてランチタイム。午後は、ルアー・フライ専用区域を釣ってみる。瀬の続くところが専用区らしくヤマメの数よりウグイの数が多く群れを成して走り回っている。まるで黒い絨毯のようでもある。ここでもヤマメが顔を見せたがどちらかと言えば夏の釣り場なのだろう。弟が釣った下流のほうが良かったかもしれないね。始めて来たけど良い川でした。もう少しヤマメが育った頃にまた来よう。