7月9日 鬼怒川支流釣行

 度重なる大雨を逃れて、遥かに思う流れに向かった。

「金

曜日は夜から釣りに行くぞ!」と奥に先制パンチを撃っておいた。2週間も釣りに行けずにモンモンしていたので今回こそはの先制攻撃なのだ。ところがどっこい、北の川は先週来の大雨でかなり増水していて釣りは難しそうだと言う知人からの情報もあって釣行先をどこにしようか悩んでいた時、ある光景が頭を過ぎった。道路の遥か下の広い川原を流れる川はずいぶん昔に奥鬼怒方面にドライブした時に見た光景で、「良い川だな、魚いるのかな?」と思った記憶が甦った。 覚えているのは、川俣ダム近くの温泉に入った事と、たぶんその上流の秘湯で有名な「八町の湯」や「加仁湯」に行く手前の行き止まりの駐車場くらいだったから、そもそもそれがどの辺の景色であるのかかさえ分かっていなかったのだ。6(^^; 分かっているのは川俣ダム方面だって事、ここはツイトモ(あ、勝手にそう思ってるだけだけどww)のkkr173さんに聞いてみるしかないな。「川俣温泉方面ってどうですかね?」「そっちは行かないのでkhannicさんやhiksuzuさんが詳しいんじゃない」との事、そこに早速khanniさんから「そろそろ良い感じですよ」との書き込み。おお、これは行かねばなるまい♪と言うことで今回の釣行は川俣温泉方面に決定しました。 あれ?ところで川の名前は?おっちょこちょいの僕が、それが鬼怒川だと気づかずに今日までいたのもビックリではあるのだが、気付いてみれば「鬼怒川上流?鬼怒川?ああ、そりゃそうだね確かに鬼怒川だわ」ってな感じ(^^; しかし、いったいどの辺を釣ったら良いのかネットで調べたもののいまいち良くわからないのでここはhiksuzuさんにDMしてみる事に「川俣温泉方面に行きたいんだけど、どの辺が良いですかね?」「川俣湖周辺は行かないけど、栗山漁協管轄なら行きます、本流は渋いから支流の方が良いかも」との事、どうやら僕が覚えている川は川俣湖下の鬼怒川本流らしく川俣湖は別としてもそれより上流の川はあまり釣りに向いていないのかもしれないね。 前置き長くいよいよ出発、仕事を終えてhikusuzuさんお勧めの某支流へ向かった。あの、本流はイブニングに狙う事にして朝一は支流に入ることにした。朝一釣れないと一日疲れてしまうからねえ(^^; 黒部ダムから支流を上流へ向かうと橋を渡ったところに漁業規則の書いてある看板が立っていた。広い駐車スペースもあるので今日のホテルはここにすることにした。車のライトで照らしてみると入渓跡もはっきりとしているので結構釣り人がはいるのだろうね。自分の良く行く川ならがっかりするところだが、知らない川ではかえって安心感を呼ぶね。時間は深夜2時、持参のウィスキーで晩酌をしてオヤスミナサイ・・。 朝は4時に目が覚めたが日ごろの疲れか起き上がれない、5時ころ、やっとの思いで準備を終え川に向かった。hiksuzuさんが狭い川だと言っていたので、ロッドはOrvisのULTRA#2 7'9"をセッティングしたが正解。

珍しく雪の残るシーズンインとなった。この後雪は更に激しくなって来る。
入ってすぐに小さな堰堤が、これを超えると段々ポイントが続くイワナの釣り場

に入ってすぐに小さバイトがあったがそれまで・・。少し移動すると小さな堰堤があって、一見簡単に跨げそうな高さなのだが結構な深さがあって高巻きを余儀なくされた(まあ、高巻きってほどでもないのだけどね) そう言えば、なんとかこの川に立っているがこの川の情報は何もなかったのに気が付いた。ヤマメの川なのかイワナの川なのか渓相はどうなのか全く情報が無いんだよね(笑) まあ、こういう釣りが好きだからいろんな所に釣りに行くわけだけどね、その川のイメージを掴むまでが大変。でもそれがまた楽しいのよね♪ 堰堤の上は小さな段々ポイントが続いている。この時間、ヤマメなら落ち込みの肩、イワナなら大石周りのちょっとした弛みで僕のフライが流れてくるのを待っているはずなのだがどちらも全く反応が無い。このまま釣れなかったらここを紹介してくれたhikusuzuさんに顔向けが出来ないなあと思いながら上流へ移動しようとした時、足元から魚影が走った。「おお、いるじゃない」次のポイントでも魚影が走った、23cmくらいのサイズだろうか、川底に貼り付いているところをみるとイワナかな、岸よりの浅い所についていた。 でも、その辺はフライを流したんだけど反応しなかった、決して追い食いをすることは無いんだね、釣り人が多い証だろうか。これはイワナの居そうなポイントをピンスポットで狙うしかなさそう。そうと分かればパターンは出来る、まずは一尾釣るのが先決。

珍しく雪の残るシーズンインとなった。この後雪は更に激しくなって来る。
やっとイワナが顔を出してくれた。パターンを掴めばそれなりにいける。

れが大石に当たりカーブする絶好のポイントで綺麗に流れに乗せて大石スレスレを流すが反応は無し、大石にあたる反転流にもイワナはいない。流芯手前の少し浅く近くに沈み石があるポイントに限定してフライを通すと、出ました予定通りのイワナ君でした。23cmくらいのエゾイワナです。ちょっと思ったのはこのイワナ微妙に小顔で精悍な顔つきをしています、その後釣ったイワナを見ても顔が小さく鼻筋が通っていてなかなかの美男子でした。

やあ、嬉しいねえこれで今日の釣りパターンは出来そう、ポイントからちょっと外れた沈み石の周りの水通しの良さそうな所をチェックポイントに追加です。 さあ、これで今日の釣りを頑張れるぞと思い上流に向かうと目の前の岩の陰から餌釣りの竿が出ているじゃないですか、まだそんなに釣り上がって無いのになあ、もう少し間、開けて入ってくれれば良いのに。ちょっとムカ!まあ、ムカついていても仕方ないので上流へ移動することにしました。 時折、良い型のイワナがロッドを曲げてくれて結構満足していると、沈んだ石が入っている浅い流れが二段になっている場所を発見しました。「こんな浅い場所のポイントにはヤマメが入っているんだけどなあ」と頭の中で呟きながらフライを送ると水面が割れてフッキング。

珍しく雪の残るシーズンインとなった。この後雪は更に激しくなって来る。
ニジマスも居るんだね魚影は濃いですね

ーマークを見てヤマメかと思ったのですが、良く見るとそれはニジマスでした。この川にはニジマスも居るんですね、20cmを超すぐらいだけどやはりニジマスは良く引きます。ニジマスだったらその上の浅場にも居るかもと今釣った1mほど上の沈み石周りにフライを落とすとやはりいました同サイズのニジマスです。この界隈にはニジマスが多いようです。ちょっと上流にプールがあってそのプールと下の開きには何尾ものニジマスとイワナが入っていました。開きのニジマスは相当訓練されているようで僕を見てもさほど驚きません(^^;

珍しく雪の残るシーズンインとなった。この後雪は更に激しくなって来る。
ヤマメも居たよ結構良いサイズだった

ールでニジマスとイワナを釣ってさらに上流に向かいましたがもう浅くてポイントも見当たりません。一か所だけ少し大きな石の脇に出来た30cmくらいの水深の所にフライを落とすとヒットしたのは今初めてのヤマメでした、25cmほどのヤマメはパワーもあってULTRAを存分に曲げてくれました。写真を取っていると背中側の藪でパキパキという木の枝が折れるような音がします。釣り人が入って来たのかと思って振り向いて周りを見ましたが誰も居ません。ヤマメをリリースしてここを最後に戻ろうとした時、また藪の中で音がし出しました。よく見るとお猿さんたちの軍団が川を渡ろうとしていたんですね、まさに日光猿軍団ですね。

珍しく雪の残るシーズンインとなった。この後雪は更に激しくなって来る。
元祖!日光猿軍団?

の前でお猿さんが川の石をひっくり返して何か啄んでいます。きっと沢ガニか川虫かなんかを食べているのでしょう。 おかげで、午前中の釣りは満足行く結果になりました。残すは本流の釣り、イブニングに期待したのですが、4時過ぎから雨が降り出して雷も鳴りだしました。やがてものすごい大雨になって僕は早々に退散しました。 次回は本流で釣るのを楽しみに。

珍しく雪の残るシーズンインとなった。この後雪は更に激しくなって来る。
気持ち良すぎの野天風呂

間、朝の釣りの汗を流そうと温泉を探したのですが、黒部ダムの近くの「四季の湯」はなかなか良い泉質でしたよ。500円で2時間休憩来るので、イブニング待ちに最適?(笑) 楽しみにしていたイブニングは出来なかったけど、イワナにヤマメにニジマス釣って、温泉に入って、お猿さんの軍団にも会ってなかなか充実した一日でした。

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