9月2日 鶴沼川釣行
禁漁を控えて、秋色のヤマメと会う
トンネル脇の浅くゆったりとした流れ
蝉阿賀川の支流闇川を釣ろうと出かけてみた。新しい川の開拓意欲がここのところ初めての川行きを決行させていた。入渓場所が良くわからないので適当なところから川を目指したが沢は笹薮の下に細々と流れていた。別に入渓点もあったのだろうが、最近の熊騒動を聞くとこの笹薮を掻き分けて沢まで降りる勇気は無くアッサリとあきらめることにした。(^^;帰りしな、久々に鶴沼川に入ってみることにした。阿賀川に流入する支流としてはもっとも流程が長く好ポイントが続く開けた渓で関東から遠征するフライマンも多い川だ。最近はカワウの被害で魚影も少なくなかなか釣れないと会津の釣り人に聞いていたのだがどんな具合だろうか覗いてみよう。蝉トンネルの下流、下郷側から入渓することにしてトンネルが出来る前の旧道に入った。しばらく進むと県外ナンバーのデリカが泊まっている。その先まで行ってみたが堰堤のところで通行止めになっていた。残念ここまで来てUターンが出来ない。結局藪の中の砂利道をバックで戻ることになった(涙)蝉トンネルの下から入渓。車があったのだからすでに入渓している人はいるだろうが少しでも魚が見れればそれで良し。川原に下りるとやはり真新しい足跡が付いていた。
1尾目は20cmくらい
さっそく目の前の浅い流れにフライを流すと沈んだ小さな石の脇からすばやい反応があった。電光石火という言葉はこのことを言うのだろうか、あまりの速さにフライは空を切った。「お、いるじゃない。よかったよかった」ここで釣らなきゃ、今日一日無駄足になってしまうからね(^^;全体的に浅い流れでところどころに深みの好ポイントがある。しかしここぞというポイントからは残念ながら反応はなく。流れの端っこの浅い小さな流れからポツポツ顔を出した。「やっぱりスレているなあ・・」かなりのもので本当にすばやい出方。最初の1尾をフッキングするまで3尾のヤマメをあわせ損ねた(涙)やっとのことで最初のヤマメとご対面。その後何尾かのヤマメを追加したがサイズはいずれも20cm弱ぐらいで期待は大はずれだが、そこそこ楽しませてもらった。小さいながらも、もうすっかり色づき始めている。納竿の日も近い。
すでに色付いているね
堰堤まで釣り上がるとそこには3人の餌釣り師が陣取っていた。堰堤の吐き出しのプールは餌釣りに任せ僕はプールから流れ出す細い流れにフライを落とした。「出た!」ここで、2本の筋からそれぞれヤマメを引き出した。すでにあたりは陽が翳りこれからむ替えるイブニングライズに期待されるところだが、僕のほうは納竿。家まで1時間半中途半端な満足感で帰路に着いた。