4月8日 高瀬川釣行

 今年最後の釣りは緑に抱かれた渓を釣りたいと思った

スナフキンさん
弟に今日初めての一尾

に誘われて、昨日に続き出かけました。今日は下流で請戸川と名を変えて太平洋に注ぐ高瀬川に出かけました。少し肌寒いけど、昼近くなればもう少し気温も上がるだろう。さて、いつもの場所から入渓したが、いつものポイントからは何の反応も無い、しばらく釣りあがるがやはり何の反応も無い。しかもいつもなら群れているはずのウグイの姿も無い。「場所、変えようか?」弟に話しかけたとき、弟のロッドが曲がった。おお、綺麗なヤマメじゃないかしかも幅広だし。ヤマメがいるのは確認した。そうくれば元気が復活、重かった足も軽やかになってくる。ちょっとした浅くて細い流れにフライを落とすとものすごい勢いでヤマメがライズ。あまりに早くてフッキングできなかった(^^;同じポイントをもう一度流すと、今出た奴よりちょっと小さめのヤマメがバイトするがフッキングしない。どうもかなりすれているような出方である。

ヤマメ
幅広の美人ヤマメ

今しがた歩いただろう足跡はあるのだがそれにしても解禁当初の魚の出方にしてはかなりすばやい。フライを取替えてもう一度流すと今度はかなりの幅広の良いサイズが銀色のわき腹を反転させてフライをたたく・・。いやあ、大きかった。そうこうしていると先に行った弟が戻ってきた。「なにしてんの?いつまでたっても上がってこないから戻ってきた・・」「静かに!いま大きいのが出たんだから・・。」ハッチらしいハッチも無く、何を捕食しているのかわからないフライをミッジに変えてキャストする。出たのは、残念ながらちびヤマメ。針かかりしたがバレた。これでここは終わり。なんか、出方が早いなあ・・。その後も何回か出るのだがバラシてばかりでキャッチできない。やっとのことでフッキングしたヤマメは15cmくらいのかわいいヤマメ。あまりに可哀想だけど胃の検診を受けていただいた。

こに、現れたのはバイクに乗った漁協の監視員さん「入漁券あるかい?」「あるよほら」といつものパターン。 こんなの釣っていいのか(^^;監視員さんが言うには「ここはでっかいの釣れるべ。ここには天然物しかいねえから」それって、ここには放流してないってことを言ってるんだよなあ。

ヤマメ
食していたのは極小のミッジ数匹とシロハラが一匹。あまり食してはいないよう

<p>そんなら券売りにくるなっちゅうの(笑)「この区域には放流してないんだよね」って聞くと「この少し上と、下のダムには放流してるけどここはしてないよ」なるほどねえ・・・。そうこうしているうちに雨がポツリポツリ降り出してきた・・。と思ったら雷まで鳴り出してきた。危険を察知し早々に川から上がり帰路につくことにした。なんか、ストレスがたまる釣りだったけど、またリベンジに来よう。

ヒョウが降った
突然、季節はずれのヒョウが降ってきた

沿いの林道を走っているとフロンとガラスにパチパチ当たる白い粒。ひょうが降ってきました。車のルーフにバチバチと音を立てて降ってきます。異常気象の続く最近、さっきまで暖かかったのにあっという間に道路の脇はひょうがたまって真っ白になって着ました。突然、車の前をなにかが横切った、 それは山側からスーッと空を飛んで谷側の木に飛び移った。「ムササビだ!」と弟が叫ぶ。大きさから確かにムササビのようだ。基本的に夜行性のはずのムササビがなんで今頃・・?お昼寝中にひょうが降ってきてあわてて逃げてきたのかも(笑)

ムササビ
ムササビが目の前を横切った

釣れなかったけど、な んとなく楽しい一日だった。上流のダムを過ぎた頃「ウ〜〜〜」と言うサイレンの音が聞こえてきた。「いやあ、早く上がってよかったね。放水に巻き込まれるところだった」クワバラクワバラ。